一括完済とは、債務をひとまとめにして一括で完済してしまうこと。住宅ローンなどの場合固定金利期間中の一括完済には手数料がかかる場合がある。

カードローンはそもそも一括返済を前提としています

住宅を建築する、自動車を購入するなどの、お金を使う目的が明確なローンは証書貸付という方法をとることが一般的です。
証書貸付とは、借りる金額や金利のパーセンテージ、変動金利か固定金利か、期間はいつまでかということ等を契約書によって定めた上で、必要な金額を一括で融資する方法です。

一方、カードローンは金利が何%で、いくらまで自由に使っていいという枠を作成する当座貸越と言う貸付です。
当座貸越は本来、分割での返済を前提としておらず、契約期間内に借入額をゼロにして借入枠を閉鎖するという内容になっています。

つまり、契約期間内に完済できれば、利用者は借り入れ可能枠の範囲内ならどのように使っても良いということです。こういった事情もあり、カードローンには借入期間というものがなく、契約期間は1年間で自動更新という内容になっています。