年金受給者でもカードローンの融資は可能か?
20歳から60歳の40年間に渡って保険料を納め続けると、65歳から満額の老齢基礎年金の支給が始まりますが、その金額は一人あたり年間で80万円弱と老後の収入の柱にするには、どうにも心細い金額であります。
そこで年金以外の収入源が欲しい場面で頭に浮かぶのがカードローンですが、年金受給者でもカードローンの申込や借入は可能なのでしょうか?
基本的には難しい年金受給者のカードローン
結論を簡潔に述べると、年金だけでカードローンを組むのは非常に厳しいです。
ローン会社からすると、年金は安定的な収入と見なされないこと、そして申込条件に年金受給年齢に達していないことが記載されているケースが多く存在するからです。
安定収入と見なされない年金収入
年金は毎月発生する収入ですが、ローンサービスを提供している金融機関においては、年金は安定収入として認めていません。
よって年金だけでカードローンの借入を受けることは、ほぼ不可能と言えます。
カードローン以外にお金を借りる手段は?
年金受給開始の年齢に達すると、カードローンの借入を受けることは非常に困難になります。
年金受給者がカードローン以外でお金を借りる手段についてご紹介します。
持ち家を担保とする「リバースモーゲージ」
年金受給者のローンとして注目を集めているのが、持ち家を担保にする「リバースモーゲージ」です。
この制度は、持ち家を担保にして金融機関からお金を借りる制度であり、資金の使い道は、様々な用途に使えます。
一般的には、定期的にお金を受け取るやり方が基本ですが、契約時に一括してお金を受け取る制度や、貸付限度額内で必要な時に必要なだけ引き出す方法も存在します。
契約満了時及び契約者死亡時に一括で返済となりますが、契約者死亡時の返済義務については、保証人か契約者の相続人が継承するかどうかにかかっています。
その際の返済方法については、現金返済か担保物件による競売となりますが、、基本的には競売となる場合がほとんどです。
持ち家を担保とする場合、契約満了を超えた長生きリスクや担保物件の価値の下落による担保割れを起こすリスクも大きく、中古住宅という市場があまり活発でない日本においては、あまり賢い選択とは言えないのが実情と言えるでしょう。
ここに記録がなければ問題ありませんが、携帯電話料金の滞納における信用情報については、5年間保存されます。
そのために、仮に携帯電話代金を滞納した記録があった場合については完済から5年間は新たなローンを組むことは出来ないと考えた方が良いでしょう。
自分の履歴に不安がある方については、審査の前にCICに照会して信用情報を確認しましょう。