年利とは、利子の支払期間を1年単位とする場合の、元本(基準金額)に対する利子の割合のこと。金利(利率)を、1年単位で計算する方法で、p.a.と表示されている。

 

年利を計算する場合に、1年を360日として計算する国と、365日として計算する国があり、日本では、1年を365日として計算する。

貸金業者が年利を表示するのに「実質年率(実質年利)」と表示しているが、これは法律で「実質年率と表示せよ」と義務づけられているためである。

実際にかかる年間の利息のことで、書類作成費や手数料が別途必要な場合は、利息に加えてその他の諸費用も金利としてみなされ、実質年率として表示しなくてはならず、見せ掛けの低金利を宣伝することができないようになっている。